多汗症は自律神経失調症でも起こる!
多汗症には、自律神経失調症によって引き起こされるものもあります。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経の方が特に多汗症と深い関係にあります。
多汗症と深い関係にある交感神経には、身体を緊張させ、興奮状態にして、瞳孔を開き、血管を収縮させ、動悸を早くする、という働きがあります。
また、多汗症とは直接関係していない副交感神経には、唾液や胃液の分泌を促進し、血管を拡張して手足を温かくする、という働きがあります。
多汗症と深い関係にある交感神経と、多汗症とは直接関係していない副交感神経は「アクセル」と「ブレーキ」のような関係です。
まず、多汗症と深い関係にある交感神経は、朝目が覚めると働き始めます。
そして、夕方くらいからは、多汗症とは直接関係していない副交感神経が働き始めます。
人間の体は、多汗症と深い関係にある交感神経と、多汗症とは直接関係していない副交感神経の働きでバランスをとっているのですが、何らかの原因でこの多汗症と深い関係にある交感神経と、多汗症とは直接関係していない副交感神経の入れ替わりがうまくいかないと、いつまでも異常に緊張している状態が続いてしまったり、倦怠感でやる気が出なくなってしまったりします。
これらの症状が慢性化すると、多汗症の原因になる自律神経失調症になってしまうのです。
多汗症は、発汗を促す交感神経が敏感に反応しすぎるため大量の汗をかいてしまうものです。
つまり、自律神経がうまく働いていないと、多汗症と深い関係にある交感神経が普通に働いただけで、大量に汗をかいてしまう、つまり多汗症になってしまう、というわけです。